「春咲」は、昨春に続き、内田裕太が黒錆の磁器の新作を中心に、
岩手県で作陶する女性陶芸家・内田好美が、意図せず自由に焼き上げた陶器の数々を初出展します。
内田裕太は、京都の伝統工芸大学校で学び、2013年から栃木県益子で制作をスタートさせた若き磁器作家です。
黒錆のマットな質感の器と、
自然の中で感じる色彩をイメージした器を制作し、
素直な作風で使い手の心をつかみます。
内田好美は、石川県の九谷焼技術研修所を卒業後、九谷の窯元で研鑽を積み、
2005年に夫婦で岩手県紫波町に半地下式穴窯を築窯。
辰砂釉が醸す淡い赤や緑の色彩の器や、
さりげなく絵付けを施した器を制作しています。
季節は行きつ戻りつ冬から春へ。新年度のスタートを控え、3月は何かと忙しい毎日です。
作風の異なる二人の Uchida から生まれた作品が、仕事に疲れた心身を癒したり、
新世界に旅立つ人への餞や、新しい関係性を築く準備の品として、
何か、みなさまの生活の一助となることができれば幸いです。(作家敬称略)
「春咲」は、
2017年3月11日(土)~4月2日(日) 10:00~17:00 木曜休館
「陶磁の器」約200点を展示販売しております。入館は無料です。
ギャラリーシュタイネ
〒399-8301 長野県安曇野市穂高有明7360-17
tel/fax 0263-83-5164
http://www.steine.jp