大護慎太郎 Shintarou Daigo
「腕時計」
日常生活において、とても密な関係にある時間。
その時を視覚化してくれる、時計もまた時代と共に
太陽、水、火、砂、重り、ゼンマイ、電気...と
さまざまに動力を変えながら、人と深く関わり続けてきました。
日々を共に過ごすことで、日々、共に味わいを深めていける、
そんな持ち主と一緒に成長出来る時計を創り続けていきたいと思います。
「掛け時計」
国や年代、製造元も様々なパーツ達を組み合わせて
制作したReproduction Clocks。
立体コラージュのように、それぞれの文字盤にさまざまな針を重ね合わせて
相性の良いモノを見つけて組み上げます。
オリジナルには無い、新しく生まれ変わった表情は
現代のインテリアにも合わせやすい、一期一会の時計です。
花塚光弘 Mitsuhiro Hanazuka
「泳ぎのヘタな魚の時計」
僕が作る魚の振り子は なぜかいつも
一生懸命泳いでも なかなか前に進まないような
とても泳ぎがヘタそうな魚になります。
「空飛ぶ魚の住む街」
小さな街の下を 泳ぎのヘタな魚が 一生懸命飛んでいます。
「時計の中に住む人たち」
模様なのか 人の顔なのか
いくつかの顔を 時計の中に隠してみました。
「時計の中にある街」
僕の中にある 建物のカタチ 雲のカタチを
約7種類の自然の木の色を使って 時計の中に 描いてみました。
松原幸子 Sachiko Matsubara
「What time is your town now?」
私たちは「同じ瞬間」に「異なる時間」を生きている。
私が目覚めるころ、あなたの街は眠りにつく。
あなたが目覚めるころ、まだ見ぬ誰かは街灯に灯をともす。
私が今日を生きているとき、彼女は明日に踏み出し、彼は昨日にさよならを言う。
360° ÷ 24h = 15°
私たちは15°の線を越えながら、未来にも過去にも旅立てる。
「ねえ、あなたの街は、今、何時ですか?」
3人の作家の「時計への思い」は、館内に掲示されています。