冬のシュタイネ「静かな時間」 作家の思い

harunachico 市橋聡子

一点一点手描き染めの作品になります。
描く過程を楽しんでいるので
描きながら何が登場するかわからない、
自由な線やカタチを楽しんで頂けたら嬉しいです。

「ネック ウォーマー」　
首にひとまきできる長さです。
染め生地と暖か素材を組み合わせました。愉しく寒さを過ごしてください。

greenlight 菅原博之

冬の時間はゆっくりと流れていてほしいな。
なんて思っても、毎日、やらなくてはいけない事が山積み。
でも週末ぐらいはゆっくりと過ごしてみたい。
とりあえず、静かに、ゆっくりと、窓の外を眺めるとしよう。

そして部屋の中には木の灯り・・・。

JOIE INFINE DESIGN 大護慎太郎

日常生活において、とても密な関係にある時間。
その時を視覚化してくれる、時計もまた時代と共に
太陽、水、火、砂、重り、ゼンマイ、電気と
さまざまに動力を変えながら、人と深く関わり続けてきました。
日々を共に過ごすことで、日々、共に味わいを深めていける、
そんな持ち主と一緒に成長出来る時計を創り続けていきたいと思います。　
シュタイネでは、2回目の展示となります。
静寂な雰囲気に合うような作品を今回ご用意させて頂きました。
お気に入りの一品を見つけて頂けたら嬉しいです。

国や年代、製造元も様々なパーツ達を
組み合わせて制作したReproduction Clocks。
立体コラージュのように、
それぞれの文字盤にさまざまな針を重ね合わせて
相性の良いモノを見つけて組み上げます。
オリジナルには無い、新しく生まれ変わった表情は
現代のインテリアにも合わせやすい、一期一会の時計です。

Werkstatt 藤田素子

旧東ドイツ・ラウシャの村から森を抜け、海を越え、
日本へやってきたガラスの材料は、
小さな仕事場に辿りつき、
バーナーの熱で熔かされて、くっついたりはなれたり、混ざったり、削られたり、
で、ガラスのペンになりました。

こんなことになるなんて。
これからどこで、どんな物語を紡ぐのか…。
特別でなくても、どうか穏やかな時間をすごせますように。

つちやがらす　谷美由紀

見たこと、感じたこと、
そこにほんの少し物語を加える。
さらに見たこと、感じたことを加える。
そんなことを繰り返してガラスに描いています。

「bottle　夜中」
暗闇に包まれている。
明日への力を注いでくれる妖精がとびまわる。
暗闇に包まれている。
まだ見たことはない。
暗闇に包まれている。
でも私は感じる。

kuralica 石井希

「ペーパーからくり」という言葉をはじめて知る方も多いと思います。
実際、世界的に見てもこれをつくっている人はごく僅かです。
紙(平面)に描かれた展開図を切り取って組み立てると立体になり、
それがからくり仕掛けで動き出す、不思議で愉快な世界です。
組み立てていくうちに、平面が立体に成っていく様子や、
動く仕組みがわかっていくのがおもしろいです。
また、自分の手でつくったものが動いた時の喜びは格別です。

「水辺の町」
豊かな水辺に佇む小さな町。
水の流れは穏やかで、そのやさしい動きに導かれ、
水車がゆっくり回ったら、水辺の町のさまざまな物語が、
静かに動き出します。
穏やかな水の流れはあなたの手です。
どうぞやさしくゆっくりと回してみてください。
町にそっと響き渡る静かな鼓動を感じていただけると幸いです。


冬のシュタイネ「静かな時間」の開館日は、
１月３日（土）～２月２８日（土）の金曜、土曜、日曜、祝日です。
６人の作家の多彩な作品約２００点を展示販売しています。