Werkstatt てとひ 藤田素子 ガラスペン
mit (ミット) / ...と一緒に
旅先で可憐なハチドリと出会いました。
そこから、この小さなガラスペンのアイディアがうまれました。
日々の中で、旅先で、誰かと、何かと、一緒に寄り添うような
手のひらサイズのガラスペンです。
Rauch (ラウホ) / 煙
鼈甲のしっとりとした美しさが好きです。
小さな頃から単純に、それはカッコイイ大人の道具だという思いがありました。
薫煙草とインクのにおいが残る部屋で、時々ガラスペンを陽にかざし眺める。
そんな静かな時間を愉しめる大人になりたいな、
という憧れをかたちにしたガラスペンです。
旧東ドイツ・ラウシャの村から、チューリンゲンの森を抜け、海を越え、日本へやってきたガラスの材料は、小さな仕事場に辿りつき、バーナーの熱で熔かされて、くっついたりはなれたり、混ざったり、削られたりして、ガラスのペンになりました。
これからどこで、どんな旅の物語を紡ぐのか…。
特別でなくても、どうか穏やかな時間をすごせますように。