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ギャラリーシュタイネでは、作家から寄せられたコメントを館内に掲示して、みなさまをご案内しています。 あいざわゆみ Yumi Aizawa 「時計」というお題をいただいて時計制作に向き合っていたところ、二つの気になる話が目や耳に入ってきました。 一つは、古代マヤ文明の話です。 古代マヤでは、「時間は過去から未来への直線的な流れだという考え方とは異なり、複雑にいろいろな要素が絡み合って循環するエネルギーの流れだ」という考え方があったそうです。そして生まれた日のエネルギーが生きるテーマとなっている・・・と奥が深そうです。 ![]() もう一つは、ある本に書かれていたもので、「人生の長さは自分では変えられないが幅は変えられる」とありました。 確かに天命というものには逆らえないでしょうが、幅を広く中身を濃くすることは自分にでもできるのではないでしょうか。人や生き物、本や言葉、自分の外にある全てのものとの出会いと、それをうちに取り入れ、前の自分より成長することなのかと思います。 ![]() 限りある時間を豊かに過ごしてみたい。そういう思いがふつふつと沸いてきた時計作りなのでありました。 ![]() 糸日谷 晃 Hikaru Itohiya 「木と木の時針や分針」 木工をしている私が作る時計は、時計である前に、ただただ「木」であってほしい、そう願いました。 ![]() 世の中に様々な木の時計が作られ販売されています。ですが私は、どの時計も欲しいとは思いません。理由は、自身が欲する要素が足りなかったり、情報量が多すぎて木の存在を消していたり、何より木である前に時計だからです。 ![]() 今回時計を制作するにあたり、まず「木」の美しい状態を感じる時計を作りたいと思い制作しました。美しい状態の木と言っても、立ち木や切り株、輪切りや耳付き板ではありませんん。美しいと感じるのは「自然が生み出した美しい模様や素材感」と、「手工具による、人の技でなければ作れない柔らかな仕上げ」「機械で加工された幾何学的な硬い形」、つまり、自然・人・機械、相反するようなものが同時に存在する状態の「木」です。 今回制作した作品は本来のコンセプトでは時針のみ付属するのですが分針も付けております。 (黒檀・栃・欅・楢・ウェンジ・パロサント・イエローハート、植物オイル塗布) 「時計(ときけい)」 ![]() この時計は、12時間で一周する普通の時計とは違い、24時間で一周する時計です。一日の中のあ「ある時点」と、「ある時点からの距離」を表すために作りました。 例えば、頂点を「寝る時間」と設定します。あなたは「時間」という概念から少し離れて、点と針の動きをみて夜を過ごすことになります。また、起きた時点は一日のどこにあって、どのくらい寝ていたのか、円グラフのように直感的に見ることができます。 ![]() 上針は一日で逆回転一周、下部短針は通常動作分針なので、はじめの数週間は読み方に慣れず不安になるかもしれません。針が銀の点、真上を示す時は一日一回。それは12時でも、24時でも、寝る時間でも、散歩の時間でも、なんでもいいのです。もしかしたら、覚えたばかりの子供の頃のように、ついつい時計に目がいってしまい、時刻を読むことが面白くなるかもしれません。 勿論、頂点を0時・12時と設定すれば、普通の時計としても使えます。 (純銀・真鍮・黒檀・栃・欅・楢・メープル・ウォルナット・ウェンジ・パロサント・イエローハート、植物オイル塗布) かねへん 宮島司緒里 Shiori Miyajima 「Wall clock」 工房に時計はありませんが、もし壁に掛け時計をつけるならば、このような時計が良いかと思って、「Wall clock」をつくりました。 ![]() 1mmの真鍮板に腐食液とカッティングシートを使い、凹凸を施し文字盤とします。 ![]() 奇をてらったようなことはしていませんが、文字をなぞり、よく見ると確かに工業製品では出ない微妙に歪んだラインと、素材そのものの色味や質感が、静かに主張しているように思います。 ![]()
by steineblog
| 2016-06-11 00:40
| 作家・作品・展示のこと
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