ギャラリーシュタイネでは、作家から寄せられたコメントを館内に掲示して、みなさまをご案内しています。その一部をご紹介します。
松浦 唱子 Shoko Matsuura
「土鍋」
ナベの形が何となく好きです。
夜、台所の明かりの下で一人、音楽もかけずに料理している時、コトコト・・グツグツ・・と煮える土鍋の音を聞いていると、世の中に自分とナベだけのような気がしてきて、しーんと心が落ち着いて、何か穏やかで静かな気持ちになってきます。
魔女もその昔、夜一人、じっくりナベで何かを煮込んでいたのかな・・・?
自分もその一人だったのでは・・・? と、考えるだけでワクワクしてきます。
「耐熱の器」
始めに土鍋を作り始めて、次に同じ土を使った皿や、ココットのようなものや小ばち、ボウルなどが少しずつ増えてきています。
特に大きめの皿は炒めものをしたり、大豆を煎ったりなど、ほぼ毎日使っています。
次は何と何でアレを作ろうか・・・? などと考えるのが楽しく、自分の器で実験しているような感じです。