鈴木りんいちは、古いもの、使われなくなった物を組み合わせて、何か別の物にカタチを変えて蘇らせます。
「bricolage」作品は、一見ガラクタに見えますが、実は機知に富んだアートであり、日用品なのです。
鈴木の陶オブジェは本田の窯から生まれます。
幼少時から古代生物に興味を持ち、特に恐竜の生態や化石を詳しく調べています。
野生動物のフォルムを、まるで間近で観察したかのように写実的に捉え、その動きの特徴を表現します。
鈴木はブリコラージュ作品の他に、アバンギャルドな「陶彫」を制作しています。
美術大学在学中から前衛舞踏集団に参加し、人の深層心理や生き様を舞踏で表現した時期がありました。
その影響からでしょうか、虚空を見つめるまなざし、
無表情に潜む喜怒哀楽を造形した陶オブジェに魅了される方は少なくありません。
「bricolage 本田あつみ 鈴木りんいち」展は、11月19日(日)まで開催しています。休館は11/16、入館は無料です。
ギャラリーシュタイネ
〒399-8301 長野県安曇野市穂高有明7360-17
tel/fax 0263-83-5164
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