本田あつみは、本来の技法や用途とは違った発想で、自らデザインした多彩な器を制作しています。その中から4つの器シリーズと、ユニークなブリコラージュ作品をご紹介します。
「ドイリー」シリーズ
何種類ものアンティークレースを押し当て模様をつけて作る、本田の代表作です。
意図した訳ではありませんが、言わば現代の縄文土器のような、東欧の田舎の食卓で使われていそうな、そんな印象の器です。
「プリミティブ」シリーズ
古代土器にインスパイアされた本田が試作を重ね、新しく誕生した作品です。
遺跡から発掘されたような質感、素朴なフォルムや風合いを出すのに苦心の跡が見られます。カップはシュタイネのカフェ的演出空間で使用しています。
「パステル」シリーズ
パステルはどれも淡い色彩の、オシャレ感覚たっぷりの器です。
縁にはさりげなくアンティークレースの模様が施され、グリーンとクリームを基調にしたカップ、皿、鉢などは食卓を明るく彩ります。
「ラインクロス」シリーズ
縦横に交叉するラインが特徴の器です。淡いブルーとブラウンの色合い、やや小ぶりでオシャレなカップとお皿は女性のみなさんに大好評。シュタイネに初お目見えしたシリーズです。
「王冠の植木鉢」「花器」
本田の作る花器は「花を生けやすい」と好評です。
気取らずざくっと生けて、我流の「KADOH」をお愉しみください。他にも「壁掛けの花器」を多数ご用意しています。
「壁掛けの箱」
古い板材で作られた箱にドイリー様式の蓋を取り付けた壁掛けボックスです。陶と廃材とのブリコラージュ作品です。
「箱の時計」
古箪笥の引き出しの裏側に、陶片を配し文字盤に変身させたブリコラージュ時計です。ユニークなフォルムと、秒針の動きが微妙に変化する不思議な時計です。
「bricolage 本田あつみ 鈴木りんいち」展は、11月19日(日)まで開催しています。休館は11/16、入館は無料です。
ギャラリーシュタイネ
〒399-8301 長野県安曇野市穂高有明7360-17
tel/fax 0263-83-5164
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