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3回に分けてご紹介してきた「作家の思い」も最終回。3人の作家が、丁寧に作品を解説しています。 長谷川正治 Masaharu Hasegawa 陶 数年前からものづくりと共に体づくりで水泳を始めていて、浮遊感や無重力感が心地よく、「あれは宇宙だな」と思っていたところ、この企画展の話をいただいたので、何かが作れる感じがしました。 普段通り、今できることを、そして次につながる何かを得て制作できたと思っています。今回はコロナ禍の中での作品づくりでしたが、幸いにも良い方に向かいました。 「黒い作品」 「黒」を沈黙(無音)・闇、反対に「色」は鼓動・光をイメージしています。「黒」の部分がないものも作っていますが、「黒」と「色」の相関関係が好きで、自分では黒のある作品が気に入っています。 「HANAの器」丸・水・重力(Round・Water・Gravity) 「HANAの器」輪・光彩・沈黙 (Circle・Luster・Silence) それぞれ思いついた三つの言葉を題名にしてみました。 山の稜線や近くの海で水平線を見て、地球の形を想像するのが好きです。 様々な形はあるけれど、地球を俯瞰して見た圧倒的な球体を想像し、何事もこんなふうにいつかは丸~く収まると思いながら、日々の制作を続けるこの頃です。 「青い花器」は、水(トルコ釉)と生命(花を生ける)、重たさは重力で地球を、 「ラスター釉の花器」は、夜空に光る沈黙の惑星といったイメージです。 「ダイヤモンドの雨」 天王星と海王星には、ダイヤモンドの雨が降っていると考えられています。 巨大氷惑星に分類されるこの2つの星は、メタン·アンモニアを含む氷と水を主成分した巨大惑星です。この惑星の大気の下には、氷状の物質が超高温高圧の液体の形で惑星の核を取り巻いています。仮説では、この高温高圧の液体によって炭化水素化合物が分解され、圧縮した炭素がダイヤモンドとなって惑星の核へ沈降して行くと言うのです。核のまわりには厚いダイヤモンドの層が形成されていると考えられています。 地球でも、空からダイヤモンドが降ってくることがあります。 地球に降る隕石の中に、カーボナードと呼ばれる黒いダイヤモンドが含まれているものが多数発見されているのです。この謎めいたダイヤがどこで生まれたかは分かっていませんが、炭素を多く含む恒星の超新星爆発によって生まれたという説が有力です。 「宇宙食」 私たちは星屑である。 そして私たちは食べた物でできている。 つまり私たちは星屑を食べている。 私たちを構成する様々な元素は、限りなく核融合を繰り返した恒星が死ぬときに放つガスから来ています。水素がヘリウムに、ヘリウムがリチウムに、と、核融合によって元素周期表を徐々に埋めていく恒星がなければ生命が形作られることはありませんでした。 忘れてはいけないのは太陽エネルギーです。私たちが肉を食べる時も野菜を食べる時も元を辿ると太陽エネルギーを食べていることになります。光合成というシステムによって太陽エネルギーがブドウ糖に変換され、私たちを動かすエネルギーにもなっています。 「天体蒐集家」 最新の天文学に基づいた天体解説イラスト本です。 銀河鉄道の夜にも出てくる【南十字座の石炭袋】 最近実在する可能性が高まっている【第9惑星】 宇宙で最大の構造物【ヘルクレス座 - かんむり座 グレートウォール】など、様々な形態の天体について紹介し、イラストを添えています。 ただ夜空を眺めるだけではわからない宇宙の奥深さ、面白さ、恐ろしさを覗き見ることのできる1冊です。 森田公亮 Kimiaki Morita 陶 全てのはじまり。138億年前にビッグバンにより宇宙が誕生し46億年前に太陽系つまり私達の暮らす地球が誕生しました。 地球には普段私たちが毎日扱う器の素、粘土があり粘土は有機物を含んだ土と長石・珪石が必要です。その粘土を私が扱えるまでには数万年から長いもので350万年かかるとも言われています。 私の作る器やインテリアなどの作品には時間の経過を意識した作風に仕上げてあります。形が成形し始め、朽ちるまでの一瞬の過程を本展で形に出来ればと思います。 いかがでしたか、3回に分けてご案内してきた作家の思い。ご紹介した作品はほんの一部です。アーティストの英知は、宇宙の神秘を思考し、地球の今を、そして未来を想い、土、珪砂、鉱物、樹木など、地球が孕む膨大な記憶の産物を素材に、「地球惑星科学」をカタチにしています。ぜひ会場にもお出かけください。 テーマ展「地球惑星科学」は、11月29日(日)まで開催。 10:00~17:00 木曜休館 ギャラリーシュタイネ 〒399-8301 長野県安曇野市穂高有明7360-17 tel/fax0263-83-5164 http://www.steine.jp https:// steineblog.exblog.jp
by steineblog
| 2020-11-07 21:31
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