LIVINGSTONE STUDIO は、千葉県四街道市にある笹本雅行・竹内陽子の工房です。これまで開催してきた6回の個展はどれも、お二人の思考と感性が融合するとても印象深い展覧会でした。

笹本雅行は昨年、ペルシャの詩人オマル・ハイヤームの詩を典拠に、天界を考察した天文随想「惑星物語」を著し、挿絵を銅版画で制作しました。

架空の古王国アルベリムの神々、思惟する人の姿、兎像や動物マスクなどの陶オブジェは、私たちの意識に何かを問いかけています。

ドイツの高名な陶芸学校に学んだ竹内陽子は、色化粧を施した多彩な器や花器、陶人形を作り続け、多くの女性ファンを惹きつけてやみません。

どこかエキゾチックな淡いトルコブルーの器類は自然と微笑みを生み、私たちの強張った気持ちを優しく解きほぐしてくれように感じます。

緊急事態宣言が解除され、秋の行楽シーズンを迎えていますが、日常の不安は払拭できていません。こういう時だからこそ、人の営みを想い、人を勇気づけ、共に困難を乗り越えようと奮うアーティストの姿に敬意を覚えます。

本展をご覧になった方々に、少しでも明るい希望を感じていただけたなら、作家共々とても嬉しく思います。(作家敬称略・10/9撮影)

本展は、11月14日(日)まで開催
10:00~17:00 木曜休館
会期中、作家は在廊いたしません。

ギャラリーシュタイネ
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