ギャラリーシュタイネでは、作家から寄せられた制作意図や技法などを館内に掲示して、お客様をご案内しています。本展のテーマは「和の器」。漆器に続いて、G&M works のお二人、まとはまがんじ と 安竹みどりのやきものをご紹介します。
まとはまがんじ 和気ワイ ! ワイ !
日本の食卓には美しさがあると言われています。たとえば、料理とうつわの関係。ありふれた具材をしゃれた逸品に代えてしまう柔軟なココロ。味も気分も変えてくれるこの関係は、エスプリを感じさせてくれるでしょう。
親の代から伝えられてきたレシピを上手に活かして、今日の味わいに変化させていく。そう、それが和の柔軟なトコロ。うつわがそれをフォローするはずです。
美味しく感じるに違いありません。とうぜん、食卓も賑わうってェもんですね。
安竹みどり
今展では、『取り鉢』『取り皿』に焦点を当てて制作しました。
わが家の食卓をあらためて見てみると、食卓の中心には大皿や大鉢、もしくは土鍋があって、そこから取り分けるスタイルが主となっています。
それら食卓の中心は日々変わります。でも、その周辺にある『取り鉢』や『取り皿』は、大きさや形や深さがちょうど良いという理由で、毎回同じものが登場しています。そんな、日々の脇役的存在かと思われる『取り鉢』『取り皿』ですが、時によっては盛り付け用のうつわとして食卓の主役になることもあります。
『取り鉢』『取り皿』は臨機応変でしなやか。いつも傍にあって、必要とあらば存在感を発揮する頼もしさは、まさに相棒のようです。
私たちのうつわが、もしそのような存在になれたなら、本当にうれしいことです。
「和器藹藹 waki-aiai」は7月15日(月)まで開催
10:00~17:00 木曜休館
ギャラリーシュタイネ
〒399-8301 長野県安曇野市穂高有明7360-17
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