冬のシュタイネ恒例の好評企画、ドイツ・ラウシャ村のガラス職人ミヒャエル・ハーバーラントのクリスマスオーナメント展がスタートしました。
今冬のタイトルは「good old glass ornaments」、古きよきドイツの手仕事ガラスをご覧いただきます。本展は、かつてラウシャでバーナーワークを学んだガラスペン作家・藤田素子の、「ラウシャのバーナーガラスの伝統を衰退から救いたい」という一途な思いから生まれた企画で、ミヒャエルから直に取り寄せた手作りガラスオーナメントを展示販売する特別展です。回を重ねるごとにファンが増え、6回目の展示会となります。
旧東ドイツ・チューリンゲンの深い森に囲まれたラウシャ Lauscha は、16世紀より吹きガラスの技法とバーナーワークでガラス製品を作り続けている村で、ガラス製クリスマスオーナメント発祥の地と言われています。
しかしドイツ統一後、唯でさえ衰退の一途をたどっていた伝統ガラスの村は、今、ウクライナとロシアの戦争に端を発したエネルギー危機と物価高騰で離職者が後を絶たず、極めて深刻な状況に陥っていると聞きます。
ミヒャエル・ハーバーラント Michael Haberland は、その村で4世代続くガラス職人の家に生まれ育った後継者。
祖父より受け継いだ100年前の石膏型にガラスを吹きこみ、巧みなバーナーワークでモチーフを一つひとつ丁寧に手作りする、家内制手工業の伝統を守る稀少な職人です。
ミヒャエルのオーナメントは独特の存在感があり、
東欧のノスタルジックな雰囲気が醸し出されています。
色鮮やかなモチーフの表情に惹きつけられる人も少なくありません。
日本初登場のオーナメントもありますので、この冬も、どうぞお見逃しなく。
ガラスのクリスマスオーナメント展「good old glass ornaments」は、12月24日(火)まで開催。
10:00~17:00 木曜休館
本展は werkstatttetohi 藤田素子(https://www.tetohi.com) が企画した特別展です。
掲載写真(11/30撮影)には、既に完売、残り僅少となったモチーフが写っていますこと、ご了承ください。
ギャラリーシュタイネ
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